埼玉新聞

 

<新型コロナ>44人感染、クラスター大宮キャバクラで広がる 東部の県立学校で教諭陽性、学校閉鎖に

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは8日、新型コロナウイルス感染者を新たに44人確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が28人、さいたま市10人、川口市3人、川越市1人、越谷市2人。

 これまでに確認された感染者は4923人(チャーター便帰国者含む)、死者は102人(8日午後6時現在)。

 8日午後9時時点の重症者は6人、感染者の入院は194人、ホテル療養94人、自宅療養18人。退院・療養終了は4471人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは10~70代の男女21人。狭山市の高校生以下の10代男性は、通学先の県内学校の友人が陽性者だった。

 7日午後判明分では、川越市の外国籍の20代男性は同居人が陽性者だった。この男性と同市の20代外国籍女性は、6日午後に判明し、アルバイト先で複数の感染者が出ている20代男性と同じ専門学校に所属しているという。

 また、県教育局は東部の県立学校に勤務する東京都在住の教職員1人が7日に陽性と判明し、8日に学校閉鎖としたと発表した。校内に濃厚接触者はおらず、9日から再開するという。

 さいたま市によると、新たに感染が判明したのは20~70代までの男女10人。うち20、30代の女性2人はクラスター(感染者集団)と認定された大宮区のキャバクラ「AVATON」の従業員。70代男性や50代女性は勤務先に感染者が確認されていた。

 また市内に住む80代の男性が再陽性になったことも発表した。男性は5月2日に陽性と判明し6月23日に退院。しかし10月4日に発熱があり、PCR検査の結果、再陽性が確認された。軽症で現在は入院中という。

 川口市によると、感染が判明したのは30代の会社員男性と50代の男女2人。いずれも容体は安定している。

 川越市によると、感染が判明したのは60代の自営業女性。容体は安定している。

 越谷市によると、感染が判明したのは30代の会社員男女2人。

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