埼玉新聞

 

重大事故の可能性あった…横断歩道で寝込んだ男性見守り、事故を防止 浦和署、タクシー運転手に感謝状

  • 浦和署から感謝状を贈られた古内正明さん(中央)ら(同署提供)

 交通事故を未然に防止したとして、浦和署は6日、東京都板橋区のタクシー会社「共栄交通」運転手の古内正明さん(63)に感謝状を贈った。

 同署によると、古内さんは9月28日午前3時17分ごろ、さいたま市南区根岸4丁目の市道でタクシーを運転中、横断歩道上に横たわっている20代男性を発見。男性の動静を見守りながら110番通報するとともに、警察官が駆け付けるまで交通整理を行い、事故を未然に防止した。男性は飲酒して寝込んでいたが、けがはなく警察に保護された。

 同社の事務所で感謝状を受けた古内さんは、「以前に警備関係の仕事をしており、救護の講習などをしていた経験が役立った」とコメントした。

 浦和署交通課係長の今井和敏警部補は、「重大事故につながる可能性があった。110番して事故を防いでいただき感謝している」と話した。

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