埼玉新聞

 

<新型コロナ>31人感染、劇団クラスター広がる 飲食店員が重症 10代熊谷女性、感染友人とカラオケ

  • 県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 県などは13日、新型コロナウイルス感染者を新たに31人確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が21人、さいたま市6人、川口市4人。

 これまでに確認された感染者は5130人(チャーター便帰国者含む)、死者は102人(13日午後6時現在)。

 13日午後9時時点の重症者は10人、感染者の入院は202人、ホテル療養110人、自宅療養37人。退院・療養終了は4649人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは20~60代の男女11人。桶川市の40代の自営業女性は同居家族2人の感染が確認されている。北本市の50代会社員男性、草加市の20、30代の清掃業男性2人=外国籍=は、いずれも都内の勤務先で陽性者と接触していた。

 12日午後判明分では、熊谷市の10代無職女性は10日に感染が確認された行田市の20代アルバイト女性の友人。カラオケを利用していたという。

 さいたま市によると、感染が判明したのは、50~70代の男女6人。クラスター(感染者集団)が発生した劇団「ミュージカル座」では市外に住む4人の感染が新たに分かり、陽性者は計72人となった。30代女性と70代男性は市外の接待を伴う飲食店の従業員。40代の会社員男性は7日に倦怠感があり12日に緊急入院。その後、陽性と判明し現在は重症という。

 川口市によると、感染が判明したのは50代の会社員男性と40、50代のフィリピン人女性2人、60代の会社役員男性。

 また、11日に感染者と発表した男性1人がその後、陰性と分かったとして、同日発表分の感染者数を訂正した。

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