埼玉新聞

 

<新型コロナ>33人感染、80代女性が無症状…高齢のため入院 埼玉大学で新たに感染、越谷の小学生も

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは20日、新型コロナウイルス感染者を新たに33人確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が22人、さいたま市5人、川口市2人、越谷市4人。

 これまでに確認された感染者は5426人(チャーター便帰国者含む)、死者は103人(20日午後6時現在)。

 20日午後9時時点の重症者は10人、感染者の入院は240人、ホテル療養106人、自宅療養30人。退院・療養終了は4914人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは10~50代の男女13人。草加市の50代女性はこれまでに感染が確認された草加市の20代女性の同僚。草加市の20代男性は県内公務員で、勤務先に陽性者がいるという。戸田市の20代男性は、これまでに入所者、職員計6人が陽性となっている県南部の高齢者施設職員。県は同施設の職員、入所者など約100人にPCR検査を行った。

 19日午後判明分では、さいたま市居住で都内に勤務する国家公務員の30代男性の感染が確認された。20日までに感染が確認された50代の患者1人が重症となっている。

 さいたま市によると、感染が判明したのは20~80代の男女5人。80代無職女性は娘の感染が判明していた。濃厚接触者として検査し、無症状だったが高齢のため入院した。他の4人の感染経路は不明。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満の未就学の女児と、アルバイトの50代女性の2人。女児は6人家族で、これまでにほかの5人の感染が確認されており、家族と同じ病院に入院した。

 越谷市によると、新たに10歳未満の未就学児2人と小学生1人を含む男女4人が感染したことが判明した。

 また、三郷市は20日、市立彦成地区文化センターに勤務する公益財団法人市文化振興公社所属の職員1人が感染したと発表した。市によると、職員は15日までセンターに勤務していたが、職場に濃厚接触者はいないという。センターは館内を消毒し、通常通りの業務を行っている。

 埼玉大学は20日、20代学生の感染が17日に判明したと発表した。濃厚接触者は学内にいなかった。

 関東信越国税局越谷税務署では、職員の50代男性が感染。同税務署の感染者は5人目で、男性と同じフロアで勤務していた職員約80人にPCR検査をした。

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