埼玉新聞

 

お待たせしました! 1週間遅れで「秩父三大氷柱」シーズン到来 日中の暖かさで氷柱育たず 見頃は今月下旬

  • ライトに照らされ、神々しく輝くあしがくぼの氷柱=12日午後6時ごろ、埼玉県横瀬町芦ケ久保

    ライトに照らされ、神々しく輝くあしがくぼの氷柱=12日午後6時ごろ、埼玉県横瀬町芦ケ久保

  • ライトに照らされ、神々しく輝くあしがくぼの氷柱=12日午後6時ごろ、埼玉県横瀬町芦ケ久保

 埼玉県秩父地域の冬の風物詩「秩父三大氷柱(ひょうちゅう)」のシーズンが到来した。

 年始の気温上昇の影響で、今年は3会場とも例年より1週間遅れの13日からスタート。金~日曜と祝日にライトアップ(予約制)が行われている横瀬町芦ケ久保の「あしがくぼの氷柱」は、ガラス細工のような繊細な氷柱が、色鮮やかな発光ダイオード(LED)ライトに照らされ、神々しく輝いている。

 あしがくぼの氷柱は今年で11年目。毎年、二子山の登山道を流れる兵ノ沢の沢水をスプリンクラーやホースで散水し、氷柱を育てている。昨年末以降、日中の気温が上昇したため氷柱の形成が遅れた。

 町観光協会の金子るみ事務局長は「このまま寒さが続けば、今月下旬には最大の見頃を迎える。地域一丸で育て上げた氷柱を多くの人に見てほしい」と呼びかけている。

 天然の氷柱が楽しめる秩父市大滝の「三十槌(みそつち)の氷柱(つらら)」と、つり橋から氷の芸術が鑑賞できる小鹿野町河原沢地区の「尾ノ内氷柱」も同時開催。期間は3会場とも2月下旬ごろを予定(天候次第で変更あり)。

 問い合わせは、「あしがくぼの氷柱」が横瀬町観光協会(電話0494・25・0450)、「三十槌の氷柱」が秩父観光協会大滝支部(電話0494・55・0707)、「尾ノ内氷柱」が同実行委員会(電話0494・76・0066)へ。

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