お待たせしました! 1週間遅れで「秩父三大氷柱」シーズン到来 日中の暖かさで氷柱育たず 見頃は今月下旬
2024/01/14/10:52
埼玉県秩父地域の冬の風物詩「秩父三大氷柱(ひょうちゅう)」のシーズンが到来した。
年始の気温上昇の影響で、今年は3会場とも例年より1週間遅れの13日からスタート。金~日曜と祝日にライトアップ(予約制)が行われている横瀬町芦ケ久保の「あしがくぼの氷柱」は、ガラス細工のような繊細な氷柱が、色鮮やかな発光ダイオード(LED)ライトに照らされ、神々しく輝いている。
あしがくぼの氷柱は今年で11年目。毎年、二子山の登山道を流れる兵ノ沢の沢水をスプリンクラーやホースで散水し、氷柱を育てている。昨年末以降、日中の気温が上昇したため氷柱の形成が遅れた。
町観光協会の金子るみ事務局長は「このまま寒さが続けば、今月下旬には最大の見頃を迎える。地域一丸で育て上げた氷柱を多くの人に見てほしい」と呼びかけている。
天然の氷柱が楽しめる秩父市大滝の「三十槌(みそつち)の氷柱(つらら)」と、つり橋から氷の芸術が鑑賞できる小鹿野町河原沢地区の「尾ノ内氷柱」も同時開催。期間は3会場とも2月下旬ごろを予定(天候次第で変更あり)。
問い合わせは、「あしがくぼの氷柱」が横瀬町観光協会(電話0494・25・0450)、「三十槌の氷柱」が秩父観光協会大滝支部(電話0494・55・0707)、「尾ノ内氷柱」が同実行委員会(電話0494・76・0066)へ。