（25日・ZOZOマリンスタジアムほか）

　第2日は1回戦の残り4試合を行い、初出場の埼玉県勢2校はともに初戦で敗退した。秋季県大会を制し、春夏秋を通じて県大会で初優勝した昌平は鎌倉学園（神奈川2位）に7―11で逆転負け。同準優勝の細田学園も、東海大甲府（山梨2位）に1―8で敗れた。

　昌平は二回に先制し、優位に試合を進めたが、7―4の六回、3番手の田村が2死満塁から2者連続の2点適時打を浴びて逆転された。細田学園は一回に先制を許すなど、松本が完投しながらも8失点。攻撃は六回に福垣の適時打で1点返すのが精いっぱいだった。

■優位に試合進めるも逆転許す／昌平

　五回までに7点を挙げ、試合を優位に進めた昌平だが、4投手を起用した継投がはまらず鎌倉学園に逆転負けした。

　7―4の六回、昌平は3番手田村がつかまり、連続2点適時打で逆転を許した。七回にも1点追加され、八回は途中から4番手吉川にリレーしたものの2失点。打線も六回から継投した鎌倉学園のエース平本に2安打、無得点に封じられた。

■エース、制球が安定せず／細田学園

　攻守でプレーの精度を欠いた細田学園は東海大甲府に力負けした。

　中盤まで制球が安定しなかったエース右腕松本は被安打15、自責点5で完投。0―4の六回に松本の二塁打から福垣の右前適時打で一矢報いたものの、八回には暴投、捕逸、失策とミスが続いて3点を失った。8安打を放った打線も東海大甲府のエース左腕若山を崩し切れなかった。