埼玉新聞

 

コンビニ店員ら、客の男女を守る 電子マネーを購入しようとした客のメール見て詐欺見抜く 上尾署が感謝状

  • 安達英明署長から感謝状を贈られた新井宏実さん(左)と保坂尊利さん(中央)=6日、上尾署

 架空請求詐欺を未然に防いだとして、上尾署は6日、コンビニエンスストア「ローソン桶川神明1丁目店」のアルバイト店員で大学4年の新井宏実さん(22)と、「セブンイレブン上尾原市バイパス店」オーナーの保坂尊利さん(48)の2人に感謝状を贈った。

 同署によると、新井さんは2月9日午後1時10分ごろ、来店した鴻巣市の60代男性会社員から電子マネーギフトカードについて質問を受けた際、男性に届いたショートメールを確認して詐欺を疑い、110番を促した。

 保坂さんは同月25日午後7時25分ごろ、来店した上尾市の60代女性会社員が30万円分の電子マネーギフトカードを購入しようとしたため、詐欺を疑い、110番した。

 新井さんは「普段からお客さんと話すようにしている。被害に遭わなくて良かった」。保坂さんは「警察の指導があったので覚えていた。店員にも注意させたい」と話した。

 安達英明署長は「詐欺を未然に防止してくれる県民の支えがあって、警察の業務は成り立っている。今後ともご協力をお願いしたい」と感謝した。

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