埼玉新聞

 

<新型コロナ>1人死亡 34人感染…バス同乗の男性4人も 接待飲食店で広がる 戸田で新クラスターか

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは26日、新型コロナウイルスに感染した県内在住の70代男性が死亡、新たに34人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が21人、さいたま市7人、川口市2人、越谷市4人。

 死亡した男性は基礎疾患があり、新型コロナウイルスに感染していたが、別の死因により死亡したという。

 これまでに確認された感染者は5653人(チャーター便帰国者含む)、死者は106人(26日午後7時現在)。

 同日午後9時時点の重症者は8人、感染者の入院は216人、ホテル療養110人、自宅療養35人。退院・療養終了は5152人。

 県管轄で詳細が判明したのは20~80代の男女14人。戸田市の特別養護老人ホーム「レーベンホーム戸田」では、入所者の80代男性2人が陽性となった。同施設関連の感染者は13日以降、職員と入所者の計9人となり、県はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。

 また25日午後判明分を含め同じ建設現場に従事する戸田市の20代外国籍男性4人が感染。同現場関連ではこれまでに1人が陽性と確認されていた。5人は作業現場へのバスなどで接点があったという。

 さいたま市によると、感染が判明したのは20~80代の男女7人。40代男性と20代女性は市内の接待を伴う飲食店の従業員で、既に20代女性従業員の感染が判明している。同店の従業員8人を検査して3人が陽性、1人が陰性、4人が結果待ち。20代女性2人は同僚や友人に陽性者がいた。他の3人の感染経路は不明。

 川口市によると、50代と40代の男性2人の感染が新たに確認された。

 越谷市によると、新たに20~70代の男女4人が感染したことが判明した。

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