吉川市内で男性をはね現場から立ち去ったとして、吉川署は1日、自動車運転処罰法違反（過失致死）と道交法違反（ひき逃げ）の疑いで、同市南広島の大工の男（62）を逮捕した。

　逮捕容疑は10月31日午後7時50分ごろ、同市南広島の市道交差点で、右からバイクで進行してきた同市木売2丁目の下鳥良浩さん（55）を軽ワゴン車ではね、現場から逃走した疑い。下鳥さんは胸などを強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。

　同署によると、現場は信号機のない十字路。男は事故後、そのまま自宅に戻り、再び現場を訪れて110番した。「一時停止を怠って交差点に進入し、バイクに気付かなかった」と容疑を認めているという。