埼玉新聞

 

<高校ラグビー>準決勝・正智深谷―熊谷の見どころ 堅い守りに定評ある熊谷、個の能力が高い正智深谷

  • 熊谷工―熊谷 準々決勝で先制トライを決めた熊谷のWTB勝又(左)

 ラグビーの第100回全国高校埼玉大会(埼玉新聞社など後援)第4日は7日、第1、2ブロックの準決勝が行われ、それぞれ決勝に進出するチームが決定する。

 第1ブロックは県新人大会覇者の第1シード川越東とノーシード伊奈学園、2年ぶりの花園出場を狙う第5シード深谷と2連覇を目指す第4シード浦和が対戦。第2ブロックは10年ぶりの優勝を掲げる第3シード正智深谷と29年ぶりに4強入りした第6シード熊谷、ノーシード慶応志木と同準優勝の第2シード昌平が顔を合わせる。

 花園行きの切符を懸けた戦いも終盤戦に突入。熱戦が予想される各ブロック準決勝の見どころを探った。

■守り固め隙突けるか/正智深谷―熊谷・第2ブロック

 堅い守りに定評がある熊谷は、個の能力が高い正智深谷を最少失点に抑えられるか。フィジカルが強いプロップ谷口とロック石井ら敵陣での低いタックルで相手の攻撃を封じ、スピードのあるWTB勝又につなげれば、30年ぶりの決勝進出へ可能性も広がる。

 正智深谷は125得点で勝った準々決勝同様、攻撃の手を緩めず、突破を図ることがポイントになる。主将のSO大竹を中心にボールを回し、走力のあるWTB武藤らで相手の隙を突き、確実にトライを奪いたい。

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