埼玉新聞

 

<新型コロナ>1人死亡、69人感染 南銀の女性従業員ら4人 川口の特養、入所者と職員で計42人に

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは7日、新型コロナウイルス感染者を新たに69人確認し、県内居住の80代女性が6日に死亡したと発表した。感染者の内訳は、県発表が39人、さいたま市14人、川口市15人、越谷市1人。

 これまでに確認された感染者は6201人(チャーター便帰国者含む)、死者は112人(7日午後7時現在)。

 同日午後9時時点の重症者は4人、感染者の入院は309人、ホテル療養119人、自宅療養39人。退院・療養終了は5554人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは10~80代の男女25人。熊谷市の「ダイニングバーフガール」では、客の10代無職女性が陽性となり、同店に関連する陽性者は計8人となった。所沢市の20代男性は県内医療機関に勤務しており、職場で陽性者と接触があったという。

 死亡した80代女性は戸田市の特別養護老人ホーム「レーベンホーム戸田」の入所者だった。

 さいたま市によると、10~70代の男女14人の感染が判明した。うち4人は大宮区の南銀座地域の無料検査で判明した10~20代の女性で、いずれも接待を伴う飲食店の従業員で無症状という。都内に勤務する50代国家公務員の男性や同居家族に陽性者のいる男子中学生らも陽性となった。

 川口市によると、10歳未満~50代の男女15人の感染が判明。うち10人は同市上青木で名栗園が運営する特別養護老人ホーム「総合ケアセンターリバー・イン」の20~50代の職員という。これまでに確認された同施設関連の陽性者は入所者と職員計42人となった。

 越谷市によると、感染が判明したのは30代の無職女性。症状は安定しており、濃厚接触者はいないという。

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