埼玉新聞

 

<新型コロナ>さいたまの商品券、応募58万冊に 発行予定60万冊に迫る 取扱店申請は4千店超

  • さいたま市役所=さいたま市浦和区常盤

 さいたま市が新型コロナウイルスの経済対策で発行するプレミアム付き商品券の応募が10日午前の時点で、約58万2千冊に上っていることが分かった。発行予定は60万冊で、超えれば抽選、届かなかった場合は2次募集を行う。締め切りは10日で、最終的な応募冊数は今週末に確定する見通し。同日の市議会総合政策委員会で報告された。

 市商業振興課によると、「がんばろう さいたま!商品券」はプレミアム率20%、1万円で1万2千円の買い物ができる。8千円分は全店舗、4千円分は地元の中小店舗が対象。1人5冊まで購入可能で、申込件数は約14万2900件だった。利用期間は12月5日~来年3月31日まで。

 取扱加盟店の申請は4086店舗で、目標の4千店舗を上回った。ステッカーやポスターを準備しており、どの商品券を利用できるかを分かるように明示するという。

 応募期間は10月12日~11月10日だったが、応募はがき付きチラシを全戸配布したのは、11月の市報に織り込んだ10月29日~11月1日だった。商品券事業について準備期間が必要として、7月に議会の審議を経ない専決処分をしていただけに、清水勇人市長は6日の定例会見で、「少し出遅れた感はある」と認めながら、「地域経済と商店街活性化につながるので、ぜひご購入いただき、市内店舗での買い物を楽しんでほしい」と話していた。

ツイート シェア シェア