埼玉新聞

 

猿田彦命など9座を奉納…ときがわ・萩日吉神社で例大祭 奉納の「小神楽」に加え「子ども神楽」も披露

  • 雨が降る中で披露された「子ども神楽」の一場面=ときがわ町西平の萩日吉神社・神楽殿

    雨が降る中で披露された「子ども神楽」の一場面=ときがわ町西平の萩日吉神社・神楽殿

  • 雨が降る中で披露された「子ども神楽」の一場面=ときがわ町西平の萩日吉神社・神楽殿

 埼玉県ときがわ町西平の萩日吉神社(松岡崇宮司)で21日、例大祭が行われ、神代神楽の「小神楽」が奉納された。

 神代神楽は県指定無形民俗文化財。起源は、文化9(1812)年に奉納されたのが初年とされ、秩父神社の神楽師や、上州の神楽師から指南を受けたとの記録がある。現在は萩日吉神社神楽保存会(会員8人)が継承。毎年、1月の例大祭で「小神楽」、4月の春祭りで「太々神楽」が奉納されている。

 「小神楽」は18座で構成されているが、現在は担い手不足などのために省略され、この日は「天火明命」「手力男命」「猿田彦命」など9座を奉納した。

 合間には、毎月1回、同保存会の坂本昌明さんらの指導を受けてきた地元の萩ケ丘小学校の児童7人による「子ども神楽」も披露された。児童たちは衣装を着て神楽殿で行うのは初めて。「緊張したが、楽しかった」と笑みを浮かべた。

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