埼玉新聞

 

<新型コロナ>1人死亡75人感染、越谷のクラスター広がる 熊谷の飲食店、新たに客が 教諭感染で休校

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県などは12日、新型コロナウイルスに感染した60代女性が死亡、新たに75人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が55人、さいたま市11人、川口市4人、越谷市5人。

 これまでに確認された感染者は6554人(チャーター便帰国者含む)、死者は114人(12日午後6時現在)。

 12日午後9時時点の重症者は7人、感染者の入院は379人、ホテル療養199人、自宅療養35人。退院・療養終了は5753人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは10~90代の男女36人。熊谷市のダイニングバー「フガール」では新たに客の熊谷市の20代女性が感染し、同店関連の感染者は計19人となった。吉川市の20代の外国籍女性2人は同じ県内食品工場に勤務しており、この工場関連の陽性者は5人に上った。

 越谷市の40代女性は東部地区の県立学校に勤める教職員で、クラスター(感染者集団)となっている同市のデイサービスの陽性者と接触があった。県教育局によると学校内に濃厚接触者はなく、臨時休校は行わなかった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは20~80代の男女11人。家庭内感染が4人、勤務先や友人が3人、感染経路不明が4人だった。さいたま市教委によると、市立小学校に勤務する50代男性教諭が陽性と判明し、同校については13日を臨時休校とした。

 川口市によると、入院していた60代女性が死亡した。感染が判明したのは30~80代の男女4人。うち1人は市外居住。

 越谷市によると、感染が判明したのは40~90代以上の男女5人。うち40代女性2人はクラスター(感染者集団)が発生した市内のデイサービスの職員で、90代以上の男性2人は同施設の利用者。施設での感染者は計14人になった。

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