上司の職務命令に従わなかったとして川口市は24日、東消防署新郷分署に勤務する消防士長の男性主任(33)を地方公務員法に基づき、戒告の懲戒処分にしたと発表した。
市消防局消防総務課などによると救急隊員として勤務していた男性主任は2022年5月20、21日、傷病者の救急活動で、上司である隊長から酸素投与などの措置を行うよう命じられたが従わなかった。いずれも隊長自らが処置を行い、傷病者の命や症状に影響はなかったという。隊長と消防士長の男性主任はいずれも救急救命士。同課などの聞き取りに男性主任は「副反応が出る可能性があった」などと話しているという。