コロナで仕事なく泥棒やった…少年含む男ら5人を逮捕 空き家に侵入、現金2千円と財布盗んだ疑い/県警
2020/11/14/00:00
埼玉県秩父市内の空き家に侵入して金品を盗んだとして、県警国際捜査課と秩父署、川口署の合同捜査班は13日までに、窃盗と住居侵入の疑いで、草加市新栄4丁目、解体作業員の男A(30)ら18歳の少年を含むトルコ国籍の男5人を逮捕した。
逮捕容疑は共謀の上、8月25日、秩父市上野町の空き家に窓ガラスを割って侵入、現金約2千円と財布1個(時価6千円相当)を盗んだ疑い。5人とも容疑を認めているという。
同課によると、5人は川口市内に住むトルコ人仲間を介して知り合ったとみられ、男Aを中心に秩父市内の空き家を狙って盗みを繰り返していた。うち1人は、「コロナで仕事がなくなり、泥棒をやった」「空き家には家財道具や金目のものが残っているので狙った」「解体の仕事をしていて知っていた」などと供述しているという。
8月25~26日ごろ、秩父市内で空き家を狙った侵入窃盗事件が発生。近隣住民からの110番で秩父署員が現場に駆け付けたところ、付近で不審な車2台を発見した。
同署は車に戻ってきた20代の男ら3人から事情を聴くなどして犯行を特定し、窃盗容疑などで逮捕。供述や防犯カメラの精査などから、さらに男Aら2人の関与が浮上した。
県警はこれまでに、同日ごろに秩父市内で発生した侵入窃盗事件を他に3件摘発し、男らを再逮捕している。男Aの自宅や関係先を家宅捜索し、被害品の貴金属など数百点を押収。盗んだ物品は蕨市内の貴金属買取店で売却していたとみられる。
男らは今年1~9月ごろにかけて、県内や他県での余罪数十件をほのめかしており、県警が裏付けを進めている。