埼玉新聞

 

白岡市長選、藤井栄一郎氏が初当選 前、現両知事や地元県議らが支援 民間活力の導入強調、票を積み上げる

  • 藤井栄一郎氏

 任期満了に伴う埼玉県の白岡市長選は15日投開票され、無所属新人で市議会元議長の藤井栄一郎氏(66)が無所属新人で市議会前議長の井上日出巳氏(67)=自民推薦=を破り初当選した。

 当選の報を受け、同市上野田の事務所は歓声に包まれた。藤井氏は「白岡を動かすという気持ちに押し上げられた」と支援者にあいさつした。

 選挙戦で藤井氏は民間活力の導入を強調。前、現両知事や地元県議らが支援に回り、票を積み上げた。自民が推薦した井上氏は組織票をまとめきれなかった。

 当日有権者数は4万3574人(男2万1505人、女2万2069人)。投票者数は1万9258人(男9400人、女9858人)。投票率は44・20%(男43・71%、女44・67%)で、2016年の前回選挙(36・60%)を7・60ポイント上回った。

■藤井栄一郎氏

【略歴】(1)農業(2)旧埼玉銀行、市議(3)杉戸農高(4)白岡市(5)上野田

【公約】(1)財政基盤の確立(2)安心して住めるまちづくり(3)農業・環境のまち(4)元気の出る商工業

※略歴は(1)職業または肩書(2)経歴(3)最終学歴(4)出身地(5)現住所―の順。埼玉新聞社調べ

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