依願退職…ホテルで女性を盗撮した男性参事 行為中に見破られ被害届、懲戒処分に その後、女性と示談成立し不起訴に 休暇中に遠方のホテルへ訪れていた54歳「仕事でストレスあって」
2024/01/30/10:47
朝霞地区4市(新座、朝霞、和光、志木)を管轄する県南西部消防局(奥山広二郎局長)は29日、性的姿態等撮影容疑で書類送検された同局の参事男性(54)を停職6月、休職当時と同じ病気であるにもかかわらず虚偽の病名で病気休暇を申請した同局消防総務課の主任男性(58)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。参事は同日付で依願退職、主任は昨年12月に自己都合退職を申請し、同局が許可している。
同局によると、参事は2023年11月10日午後3時ごろ、島根県出雲市のホテルで、派遣型風俗店の女性との性行為を盗撮した。犯行を見破った女性から届けを受けた同県警は同月28日、性的姿態等撮影容疑で出雲区検に書類送検。その後、女性との示談が成立したため、同区検は不起訴処分とした。事件当時は休暇中で、「仕事上のストレスがあった」などと動機を説明しているという。
主任はうつ病を疾患し、23年1月から4月まで病気休職を取得。同5月から職場復帰していたが、同8月に再発。病気休暇は復職から1年間は同一病名での取得はできないため、同年8月24日、病気休暇を申請する際、病名を「躁鬱(そううつ)病」と虚偽報告した。同局の担当医との面談で虚偽が分かり、同日から病気休職を取得している。