埼玉新聞

 

<新型コロナ>医療崩壊になりかねない…知事、今までにない感染者数に危機感 3連休は「自宅で過ごして」

  • 知事、2日連続百人台で危機感

 大野元裕埼玉県知事は19日、全国で感染が再拡大し、東京都の新規感染者が過去最高の534人となったことについて、記者団に「本県でも2日連続で100人を越え、これまでに見られない大きな人数となり、極めて強い危機感を持っている。今、しっかり対策できないと、医療崩壊に結び付くような大きな事態になりかねない」と述べた。

 県は同日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き「Go To イート」キャンペーンの県内での食事券・ポイントの利用について、原則として、子どもや介助者を含めず4人以下とすることなどを確認した。大野知事は「今後の感染拡大に歯止めをかけられるかは今が正念場。より一層の強い警戒感を持って対応しなければならない」と感染防止策の強化を訴えた。

 対策会議では18日に行われた専門家会議を受け、同キャンペーンの取り扱いや参加人数、政府が示す基準で実施してきたプロスポーツイベントなどは、引き続き来年2月末まで現在の目安で実施することなどを確認した。

 21日からの3連休について、大野知事は取材に「可能であれば自宅で過ごしていただくことや、食事や外出の際は大人数や長時間を避け、感染防止策が取られているところに行くことをお願いしたい」と呼び掛けた。

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