埼玉新聞

 

さいたま新都心で「秋まつり」開催 ミュージシャンら音楽で盛り上げる「久しぶりで気持ち良かった」

  • ステージと観客席の間に飛沫感染予防のためのビニールシートが設けられた=15日、JRさいたま新都心駅東口

 埼玉県さいたま市中央区のJRさいたま新都心駅東口で15日、「さいたま新都心アートステージ秋まつり」が開催された。さいたま新都心駅東口中山道商店会が主催し、弾き語りやバンド、和太鼓など、さまざまなジャンルのミュージシャンたちによる歌声や音色が街に響き渡った。

 会場となった「アートステージ」は、駅周辺のにぎわいを創出しようとアマチュアミュージシャンらの発表の場として駅東口に作られ、同商店会が毎年季節ごとにイベントを開催してきた。しかし、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、春、夏とイベントの中止が続いていた。

 そんな中、感染予防対策を取りながらイベントなどを実施することで、商店街の活性化につなげる「Go To 商店街」事業の一環として、今回秋まつりを開催することに。ステージと観客席の間に飛沫(ひまつ)感染防止シートを設け、受付時の検温、客席間にも適切な距離を取るなど対策を行った。

 市内から家族で訪れていた女性は「コロナ禍でなかなかこういう風に音楽を聞ける場が少ないのでとても楽しかった」と話し、ステージでアコースティックギターの弾き語りを披露した会社員の牛島実さん(56)は「コロナ対策のビニールシートなど初めての状況での演奏だったが、久しぶりにお客さんの前で披露できて気持ち良かった」と笑顔を見せていた。

 同商店会の事務局長を務める男沢望毎日興業会長は「街に音楽が流れるのは素晴らしいこと。1年ぶりのイベント開催で地域を盛り上げられれば」と話していた。

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