埼玉新聞

 

新鮮野菜で風邪予防! 宝登山のサルに深谷ねぎなどプレゼント 実は深谷が「日本一」のブロッコリーも

  • 深谷産のネギとブロッコリーを味わうサル=31日午前11時半ごろ、埼玉県長瀞町の宝登山小動物公園

 埼玉県深谷市農業応援議員連盟のメンバーらが31日、長瀞町長瀞の宝登山小動物公園を訪れ、ニホンザル約120匹に特産「深谷ねぎ」とブロッコリーをプレゼントした。サルは深谷の新鮮野菜を口いっぱい頬張り、満足そうな表情を浮かべていた。

 議員連盟は宝登山山頂(標高497メートル)付近で暮らすサルの冬の風邪予防になればと、10年ほど前からネギを贈っている。この時期の深谷ねぎは、甘みがのっていて、特においしく味わえるという。

 今年は同市八基地区産のネギ10キロに加え、2026年度から新たに「指定野菜」に加わるブロッコリー8キロも提供。サルは初めて与えられた榛沢地区産のブロッコリーを不思議がりながらも、器用な手つきで口の中に運んだ。

 深谷市によると、21年農水省調査で、同市がブロッコリーの産出額、作付面積ともに全国1位。市の担当者は「今後は深谷ねぎと合わせて、市産ブロッコリーのPRにも力を入れていきたい」と話している。

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