悲鳴…家族と散歩する男性倒れる 近所の男性2人が心肺蘇生「今やらないと助からない」 男性助かり退院
2020/11/26/00:00
比企広域消防本部(小林明雄消防長)は、人命救助で、埼玉県東松山市の岩崎克己さん(63)、桜井信雄さん(69)の2人を表彰した。
同消防本部によると、岩崎さんと桜井さんは、7月30日午後7時30分ごろ、同市殿山町の住宅街で、家族と散歩していた男性(50)が突然倒れ、男性の妻の協力要請で、119番通報、救急隊が到着するまで、毛布を出し、交代で心臓マッサージを続けた。二人の迅速で的確な救命措置で、男性は救急隊に引き継がれ、一命を取り留め、9月7日に退院した。
二人は顔見知り。岩崎さんは自宅前で悲鳴が聞こえ、外に出た。駆け付けた桜井さんは5年程前に心肺蘇生講習を受けた経験があった。男性の脈がなく、「今やらないと助からない」と思った。感謝状を手に2人は「(男性が)助かって良かった」と話す。
小林消防長は「コロナ禍で、ちゅうちょなく手を差し伸べて、救命措置を行い、人命を救った」と、2人の連携プレーをたたえた。