飲み仲間を橋から落とす…12メートル下の川で溺死 男を起訴 飲食代を巡ってトラブル/さいたま地検
2020/11/26/00:00
埼玉県行田市の利根川右岸で8月、熊谷市の警備員新井治雄さん=当時(46)=の遺体が見つかり、知人の男が逮捕された事件で、さいたま地検は25日、殺人の罪で、熊谷市の会社員の男(51)をさいたま地裁に起訴した。裁判員裁判で審理される。
起訴状などによると、男は8月14日未明、行田市の利根川に架かる武蔵大橋で、殺意をもって新井さんの体を手で持ち上げ、上流側欄干から約12・6メートル下の川に転落させて殺害したとされる。新井さんは溺水により窒息死した。
新井さんの遺体は同月14日午前6時50分ごろ、現場から約300メートル離れた、行田市須加の利根川右岸で、釣りに来た男性に発見された。
県警は今月4日、殺人容疑で、知人の男を逮捕。飲み仲間とみられ、飲食代を巡ってトラブルになったという。
地検は認否を明らかにしていない。