朝霞署は26日、朝霞市の無職女性（86）が手渡し詐欺で現金2500万円をだましとられたと発表した。

　同署によると、10月30日ごろから数回、女性方に市内に住む50代の長男を名乗る男から「喫茶店でかばんを盗まれた」「今日の仕事で必要な会社の小切手が入っていた」「仕事仲間が800万円出してくれた」「いくらか出せないか」「代わりの者が取りに行く」「もっと出せないか」などと電話があった。

　女性は同日午後2時半ごろから11月19日までの間19回に渡って、自宅付近の路上で長男の代理人を名乗る男4人に計約2500万円を手渡した。現金は電話で要求されるごとに金融機関で引き出していた。

20日に長男が女性の自宅を訪れてだまされたことに気付いた。