<新型コロナ>埼玉の病床数、フェーズ3(拡大期)からフェーズ4(ピーク期)に移行 重症病床は
2020/12/01/00:00
埼玉県は30日、新型コロナウイルスの感染者増加に歯止めがかからない状況を受け、陽性患者向けの病床数をフェーズ3(拡大期=1千床)からフェーズ4(ピーク期=1400床)に移行した。11月29日時点の入院患者数は624人となり、フェーズ移行の判断材料となった同日に入院患者が800人に達するという推計を下回りはしたが、病床使用率が61・5%となるなど差し迫った状況だった。
県は23日に73医療機関1408床に要請を行い、30日時点では72医療機関で即応病床1232床を確保した。残りの病床については、来年3月末までに完工予定の専用医療施設8施設で176床を追加で確保するとしている。
一方で、重症病床は現在105床を確保しているのに対し、重症患者は30人で、使用率は28・6%となっている。そのため県は重症病床についてフェーズ2のまま据え置き、今後の状況を見て移行を判断するとした。現時点で135床の重症病床の確保のめどが立っているという。