埼玉新聞

 

取引先が要求…長男名乗る電話信じ、現金5300万円手渡す 男性が被害、別居の長女に相談して判明/戸田

  • 蕨署=埼玉県蕨市錦町

 埼玉県の蕨署は4日、戸田市の無職男性(89)が手渡し詐欺で、現金約5300万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、10月20日午後5時~11月19日午前11時半ごろに複数回、男性方に長男などを名乗る男から「かばんをなくした」「取引先が現金を要求してくるのでいくらか払えないか」などと電話があった。信じた男性は複数回にわたり、自宅付近の路上で、長男の会社の同僚などを名乗る男に現金約5300万円を手渡した。11月25日に別居する長女に相談して被害が分かり、110番した。

 現金を手渡した男は複数人おり、そのうち1人は身長約170センチで20~30代、黒髪で黒色ジャンパーを着ていたという。

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