埼玉新聞

 

イオンモール上尾が開業、開店時間前に1900人 感染症に対策、無人レジの設置や非接触サービス導入

  • 上尾市では初出店となったイオンモール上尾店=4日、上尾市

 流通大手のイオンは4日、埼玉県上尾市内に「イオンモール上尾」を開業した。開店時間前には約1900人の来店客が訪れるなど、初日からにぎわった。イオンモールとしては新型コロナウイルス感染拡大以降、初めての出店となる。

 新型コロナの感染拡大防止対策としては、出入り口の消毒液設置や管内換気システムの最大限稼働などの基本的な対策をした上で、注文や支払いなどのデジタル化対応の強化や無人のレジを設置。また、非接触推進へネットでの注文品を店で受け取るサービス「ピックアップ!」を導入し、店舗外には冷蔵、冷凍にも対応した受け取り専用ロッカーを設置した。

 イオンの吉田昭夫社長は開業式典で「感染症に対してさまざまな対策をした。安心して買い物をしてもらいたい」とあいさつ。来店客は一定の間隔を取りながら店内に入った。

 イオンモールの出店は同市では初、県内で10店目。総合スーパーの「イオンスタイル」を中核に、県初出店の23店を含む116店の専門店が出店する。中には「本とペットと車」をキーワードに、カーディーラーの埼玉トヨペット、書店の未来屋書店、ペットショップのPETEMOの3社合同コンセプト店「Park of Tables」で新生活を提案する取り組みも行う。

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