埼玉新聞

 

<全国高校ラグビー>初出場の川越東、27日に初戦 群馬・明和県央と対戦 目標は「花園年越し」

  • 色紙にチームの目標である「花園年越し」と書き、決意を新たにする川越東の江田優太主将=5日午後、川越市の同校

 第100回全国高校ラグビー大会(27日~来年1月9日・花園)の3回戦までの組み合わせ抽選会が5日、大阪市内で行われ、埼玉第1代表で初出場の川越東は27日の1回戦で明和県央(群馬)と対戦することが決まった(10時)。同第2代表で3大会ぶり2度目出場の昌平は、28日の1回戦で松山聖陵(愛媛)との顔合わせ(9時30分)。

 記念大会の今大会には、従来の都道府県51代表に全国9ブロック大会代表などを加えた史上最多63校が出場。埼玉からは、例年より1増の2校が代表権を獲得した。準々決勝(1月3日)、準決勝(同5日)のカードは改めて抽選する。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年各校の主将らが参加していた抽選会は大会委員による代理で実施。今大会は全試合を無観客で開催し、開会式は行わない。

■練習試合行う相手、苦笑いも「弱くない」

 創部35年目にして悲願の初出場を果たした川越東は、3大会ぶり8度目出場の明和県央の隣に飛び込んだ。オンライン中継された抽選会を校内の音楽室で見守った選手たちは、対戦チームが決まるとほほ笑みながらも引き締まった表情を見せた。望月監督は「来週に練習試合を組んでいた相手と対戦するとは思わなかった」と苦笑い。「弱くない相手。気を引き締めて臨む」と、決意を新たにした。

 明和県央とは9月にも練習試合を行い、川越東が勝っている。だが、互いに手の内を知っているだけに油断は禁物だ。主将の江田は「気を抜いたら足をすくわれる」と警戒を緩めない。

 目標は3回戦に進出し、花園で年越しすること。江田は「1、2回戦を勝って、(3回戦で)シード校(の東海大大阪仰星)と戦いたい。できることを100パーセント出して食らい付くだけ」と闘志をみなぎらせていた。

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