埼玉新聞

 

<全国高校ラグビー>昌平、28日に愛媛・松山聖陵と対戦 守備に自信「初戦勝ってシードに挑みたい」

  • 初戦の相手が松山聖陵に決まり、花園での活躍を誓う御代田誠監督(左)と黒埼慎之助主将=5日午後、杉戸町の同校

 第100回全国高校ラグビー大会(27日~来年1月9日・花園)の3回戦までの組み合わせ抽選会が5日、大阪市内で行われ、埼玉第1代表で初出場の川越東は27日の1回戦で明和県央(群馬)と対戦することが決まった(10時)。同第2代表で3大会ぶり2度目出場の昌平は、28日の1回戦で松山聖陵(愛媛)との顔合わせ(9時30分)。

 記念大会の今大会には、従来の都道府県51代表に全国9ブロック大会代表などを加えた史上最多63校が出場。埼玉からは、例年より1増の2校が代表権を獲得した。準々決勝(1月3日)、準決勝(同5日)のカードは改めて抽選する。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年各校の主将らが参加していた抽選会は大会委員による代理で実施。今大会は全試合を無観客で開催し、開会式は行わない。

■今回は正月を迎える

 昌平は2大会連続5度目の出場となる松山聖陵との対戦が決まった。御代田監督は「四国のチームは情報が少ないが、向こうの方が全国に多く出ているので胸を借りるつもりでやりたい」と、早速相手チームの情報収集に取り掛かった。

 3年前に初出場した花園の舞台では1勝を挙げたものの、2回戦で強豪の東福岡に完敗した。「今回は16強(3回戦)まで行き、正月を迎える目標を立てている」と指揮官。1回戦を突破すれば30日の2回戦で顔を合わせることになりそうなシードの大阪朝鮮高(大阪第2)にも照準を合わせている。

 昌平の持ち味は、埼玉大会で1トライに抑えた強固な守備力。主将の黒埼は「自分たちの持ち味であるディフェンスには自信を持っている。初戦をきっちりと勝ってシードに挑みたい」と、最大の武器を生かして戦う覚悟を示した。

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