埼玉新聞

 

グルメイベントも開始、西秩父の特産品・秩父黄金かぼすをPR 賛同者から寄付募り、返礼品で発送

  • クラウドファンディングの返礼品となる「秩父黄金かぼす」=小鹿野町役場

 埼玉県西秩父地域の特産品「秩父黄金かぼす」をアピールしようと、小鹿野町黄金のかぼす祭実行委員会は賛同者から寄付を募る「クラウドファンディング」(CF)を13日まで行っている。返礼品として秩父黄金かぼすを発送する企画で、CFサイト・キャンプファイヤーで受け付けている。

 町は昨年度から完熟したカボスの秩父黄金かぼすを特産品として多くの人に知ってもらうため、グルメイベントを開催するなど、地域一丸となってブランディングに取り組む。今年はカボスが豊作だが、新型コロナウイルスの影響とサンマの不漁によって、緑のカボスの需要が低下し、出荷量が例年より減少している。

 同実行委員会のメンバーが「どうにか農家さんを応援できないか」と話し合った結果、CFでプロジェクトを立ち上げることを決めた。CFの目標額は80万円で、賛同者には金額に応じた秩父黄金かぼすを返礼品で発送する。農薬を使わずに完成させた秩父黄金かぼすのブランド化を推進し、おいしさを多く人に知ってもらうことを目的としている。

 グルメイベントも昨年度の「秩父かぼす黄金の雫(しずく)祭」から、本年度は「秩父黄金のかぼす祭」と名前を変えて、昨年度より1店舗多い18店舗で4日から開始。町内の飲食店や旅館などで秩父黄金かぼすを使った「黄金グルメ」が味わえる。グルメイベントは来年1月17日まで。

 町の担当者は「ぜひ秩父黄金かぼすを味わってもらえれば」と話していた。

 問い合わせは、同実行委員会事務局の町産業振興課(電話0494・79・1101)へ。

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