<新型コロナ>3人死亡162人感染 深谷第一高の教諭、春日部高の生徒も 川越・野田中でクラスター発生
埼玉県などは6日、新型コロナウイルスに感染した70~90代の男女3人が死亡、新たに162人の感染者を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が110人、さいたま市10人、川越市32人、越谷市1人、川口市9人。感染者数が150人以上となるのは5日連続。
これまでに確認された感染者は9321人(チャーター便帰国者含む)、死者は156人(15日午後7時現在)。
同日午後9時時点の重症者は29人、感染者の入院は667人、ホテル療養219人、自宅療養544人、退院・療養終了は7573人。県によると、死亡した3人の男女はいずれも基礎疾患があり、県内の医療機関で亡くなった。
県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女105人。深谷市のサービス付き高齢者向け住宅「カーサファースト」では新たに職員1人と入所者11人の感染が判明し、同施設での感染者は計36人となった。深谷市のケアハウス「あかつき」でも入所者1人の感染が分かり、感染者は職員8人、入所者12人の計20人となった。
県教育局によると、これまで生徒らの感染が確認されていた県立深谷第一高で、新たに教職員1人の陽性が判明し、同校での感染者は計4人となった。県立春日部高でも、新たに生徒1人の感染を確認。同校の感染者は教職員1人、生徒4人の計5人となった。また、県南部の県立学校では児童生徒1人の感染が確認された。県住宅供給公社によると、熊谷支所の60代男性職員の感染が確認された。
さいたま市によると、感染が判明したのは10~50代の男女10人。40代男性は越谷署職員、50代男性は市内企業の役員、市内飲食店に勤務する30代と20代女性職員の感染が判明した。
川口市によると、10~50代の男女9人が感染。30代と40女性は同じ施設に勤務する団体職員、20代男女と50代女性は同居家族で、同居の50代男性に感染が確認されていた。
越谷市によると、感染が判明したのは県内企業に勤務する30代男性。
川越市によると、市立野田中学校でクラスター(感染者集団)が発生した生徒を含め計32人の感染を確認した。