<新型コロナ>川越の野田中学校でクラスター…生徒34人教諭1人が 生徒の親ら陽性、全学年で感染確認
2020/12/07/00:00
川越市は6日、市立野田中学校(天達新一校長、生徒数274人)で新型コロナウイルス感染者のクラスター(感染者集団)が発生し生徒34人と教諭1人の計35人の感染を確認したと発表した。同校では2~4日、生徒5人の感染が確認されていた。市によると、県内の学校で5人以上のクラスターは、小中学校では初めてという。
同中学校の感染者の内訳は生徒34人(1年22人、2年1人、3年11人)と女性教諭1人。同校に兄弟2人(3年と1年)が通学する親が陽性となり、今月2日にこの2人と保育園児の兄弟計3人を検査し、陽性と判明。また別の1年生の親が感染し、4日にこの生徒を検査したところ陽性と分かった。さらに別の2年と1年の1人ずつがそれぞれ検査し、陽性と判明した。
市は5日までに同校の1、3年や教諭らの検査を実施。5日に生徒29人と教諭1人の陽性を確認した。感染が確認された生徒らは自宅療養している。重症者はいない。
市は3~16日、同校を臨時休校にして校内の消毒を行うとともに、2年生など全生徒のPCR検査を実施する。