埼玉新聞

 

<イルミ>朝霞駅前広場で明かりに抱かれる時間を LED13万個でライトアップ、緑道にオブジェも

  • 点灯したオブジェの前で記念写真を撮る家族連れ=4日午後5時30分ごろ、朝霞市膝折の五輪シンボルロード

 埼玉県朝霞市などに開設されている陸上自衛隊朝霞訓練場が来年の東京五輪・パラリンピックの射撃競技会場になることを受け、同市が会場につながる同市役所前から国道254号までの市道を拡幅などして緑道を整備した「シンボルロード」と東上線朝霞駅南口駅前広場などで、オブジェの竹灯篭を設置したり、イチョウの大木をデコレーションするなど、約13万個のLEDでライトアップしたイルミネーション「あさか冬のあかりテラス」の点灯式が4日、行われた。

 コロナ禍で閉塞(へいそく)感が漂う中、柔らかな木立の明かりに抱かれる時間と場所を市民に提供しようと、市と朝霞市民まつり実行委員会が企画した。同ロードでイルミネーションを設置するのは初めて。来年2月14日までの間、毎日午後5時から同9時まで点灯する。

 シンボルロードは市役所前から南側に延びる幅員約20メートル、片側1車線の市道約680メートル区間。西側に隣接する米軍基地跡地(通称・朝霞の森)約16・5ヘクタールを活用し、市道沿いに幅約30メートルにわたる緑道を整備したほか、幅3メートルの歩道を6・6メートルに拡幅し、樹木やベンチなどを設置した。

 今年2月に供用開始して以来、市民らが散歩やウオーキングなどを楽しむ憩いの場になっている。

 イルミネーションは、彩夏祭のよさこい踊りをイメージしたオブジェ「竹灯篭」や竹花火、イチョウやプラタナスなどの巨木、太陽光を利用したペットボタルで彩った市のマスキャラ「ぽぽたん」、LEDを仕込んだバルーンイルミネーションなどが点灯されている。

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