埼玉新聞

 

用心棒の料金を…暴力団組員、男性に回収を依頼 公安が中止命令、組員「駄目なんですね。もうしません」

  • 県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 複数の飲食店から用心棒料を回収することを依頼したとして、埼玉県公安委員会は8日、狭山市富士見1丁目、指定暴力団住吉会傘下組織の無職の組員(37)と、入間市の建設作業員男性(39)に暴力団対策法に基づく再発防止命令を出した。

 県警捜査4課によると、組員は3月ごろ、知人の男性に狭山市内の飲食店2店舗から、おしぼりや芳香剤の代金を回収してくるよう依頼し、男性は2店に1万円から1万5千円を要求したという。狭山署長が10月20日、男性に中止命令を発出。県公安委員会は今後も繰り返し同様の違反行為を行う恐れがあるとして、2人に再発防止命令を出した。組員は事実を認め、「頼んでやらせても駄目なんですね。もうしません」と話しているという。

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