埼玉新聞

 

父親の遺体切断、天井裏に隠した息子…父親名義で申請しコロナ給付金10万円を詐取 容疑で再逮捕/草加署

  • 草加署=草加市花栗

 埼玉県草加市で父親の遺体が自宅天井裏に遺棄されていた事件で、草加署は9日、詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで、草加市花栗4丁目、無職の息子(56)=死体損壊、死体遺棄罪で起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、6月19日、すでに死亡していた父親名義で新型コロナウイルス対策の特別定額給付金を草加市に申請し10万円をだまし取った疑い。

 同署によると、息子は昨年5月ごろ、自宅アパートで、父親の遺体を切断するなど損壊し、天井裏に隠し遺棄したなどとして、11月3日に逮捕された。その後の調べで、父親がすでに死亡しているのに特別定額給付金を申請し、受け取っていたことが分かった。特別定額給付金詐取の摘発は県内初という。

 息子は「生活費や遊興費に使った」と容疑を認めているという。

ツイート シェア シェア