埼玉新聞

 

<イルミ>光る長瀞岩畳が幻想的 世界的有名アーティストがプロデュース 幅200メートル以上で色鮮やか

  • 光のアート投影で幻想的な空間が演出された岩畳=9日午後6時20分ごろ、長瀞町

 埼玉県長瀞町は11日から、同町の岩畳で光のアート投影(デジタル掛け軸)など、色鮮やかな光の演出が体感的に楽しめるイルミネーションイベント「光の長瀞」を開催する。光のアートは世界的に有名なデジタルアーティスト長谷川章さんがプロデュース。9日には試験点灯が行われ、岩畳で幻想的な世界が演出された。

 同町は年間で約300万人の観光客が訪れていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で、観光産業は大きな打撃を受けた。新型コロナの影響で疲弊した観光事業者を支援するとともに、これまでの日帰り観光のイメージを刷新するため、冬の長瀞の自然美と現代アートを融合させ、新たな観光客獲得を目指している。

 長谷川さんはパソコンで作成したCGを映し出すプロジェクションマッピングの創始者。9日は岩畳で幅200メートル以上にわたって幻想的な空間が演出され、関係者たちを楽しませた。開催は11、12、18、19日の午後5時から同9時までで、常時投影する。長瀞駅前や同駅から岩畳に続く商店街もライトアップする。

 町産業観光課の担当者は「12月は観光客が少ないシーズンなので、町を訪れるきっかけになれば」と話していた。

 問い合わせは、同課(電話0494・66・3111)へ。

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