埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉で過去最多、199人感染 さいたまの病院で再クラスター 和光などの病院で患者ら

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂町

 県などは12日、新型コロナウイルスの感染者を新たに199人確認したと発表した。内訳は県発表が137人、さいたま市30人、川口市20人、川越市7人、越谷市5人。さいたま市北区の病院で2回目のクラスター(感染者集団)が発生した。

 8日と11日の発表分で計3件の陽性者取り下げがあり、累計は3人減となる。これまでに確認された感染者は1万297人(チャーター便帰国者含む)、死者は170人。(12日午後7時現在)。

 同日午後9時時点の重症者は35人、感染者の入院は651人、ホテル療養257人、自宅療養686人。退院・療養終了は8334人。

 県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女107人。クラスター関連では、和光市の菅野病院の入院患者7人が陽性となり、同病院関連の陽性者は81人となった。深谷市のサービス付き高齢者向け住宅「カーサファースト」では、49人目となる50代女性職員が陽性と確認された。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10代~90歳以上の男女30人。家庭内感染が9人、友人が1人、感染経路不明が12人。8人はクラスターが発生した北区の病院の入院患者ら。

 越谷市によると、感染が判明したのは20~90代以上の男女5人。90代以上の女性は特別養護老人ホーム「キャンベルホーム」の入所者で、同施設の感染者は計20人となった。家庭内感染は3人、感染経路不明は1人。

 川口市によると、感染が判明したのは高校生から80代男性まで男女20人。このうち80代男性1人がクラスター発生の特養「春香苑」の入所者で、同施設の陽性者は計19人になった。

 川越市によると、10~60代の男女7人の感染を確認。50代の女性は、赤心堂病院の入院患者だった。

 県警によると、武南署地域課、交番勤務の20代男性巡査部長の感染が判明した。

ツイート シェア シェア