埼玉新聞

 

<高校野球>花咲徳栄高・井上が加須市役所を表敬 ソフトバンクから1位指名 市長「大きく活躍して」

  • 大橋良一市長(右)にサイン付きのソフトバンクユニホームを贈る井上朋也内野手=加須市役所

 プロ野球ドラフト会議でソフトバンクから1位指名され入団が決まった花咲徳栄高校の井上朋也内野手(17)が14日、埼玉県の加須市役所に大橋良一市長を表敬訪問した。「ソフトバンクの中軸を担えるような選手が目標」と決意を話した。

 井上内野手は大阪府四条畷市出身。右投げ右打ちで、身長181センチ、体重88キロ。1年夏は7番で甲子園に出場し、2年夏は4番として出場した。昨年夏の同埼玉大会では、4番右翼手として史上初の5連覇に貢献した。昨年12月からは主将を任せられ、可能性を広げるために三塁手に転向した。

 長打力が魅力で、高校通算50本塁打を誇る右の強打者。背番号は「43」に決まった。同校からのプロは6年連続10人目で、ドラフト1位は初。岩井隆監督は「身体が強く、場慣れした選手」と期待を込めた。

 大橋市長は「ソフトバンクのドラフト1位は大きな期待の表れ。これからも大きく活躍してほしい。加須で青春を過ごしたことも心に置いてください」とエールを送った。

 井上内野手は「加須の皆さんにはお世話になり、感謝しています。プロ野球選手としてしっかり過ごし、早く活躍できるようにして、恩返ししたい」と話した。

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