埼玉新聞

 

ひな人形に誘われて…長女の人形を寄付、見に来たら「来場30万人目」 鴻巣・ひなの里で都内の奥田さん夫妻

  • 来場者30万人目の奥田勝彦さん、尚美さん夫妻に並木正年市長(左)から記念品が贈られた=22日午前、埼玉県鴻巣市人形の「ひなの里」

    来場者30万人目の奥田勝彦さん、尚美さん夫妻に並木正年市長(左)から記念品が贈られた=22日午前、埼玉県鴻巣市人形の「ひなの里」

  • 来場者30万人目の奥田勝彦さん、尚美さん夫妻に並木正年市長(左)から記念品が贈られた=22日午前、埼玉県鴻巣市人形の「ひなの里」

 埼玉県鴻巣市人形の同市産業観光館「ひなの里」が22日、来場者30万人を達成した。同館は2012年2月12日に誕生。14年目で入場者30万人を数えた。

 30万人目となったのは、東京都豊島区池袋本町の会社員奥田勝彦さん(63)と尚美さん(56)夫妻。並木正年市長から記念品として「ひなちゃん」のぬいぐるみとデンドロビュームの花鉢が贈られた。

 尚美さんは「34年前に長女が生まれたときに購入したひな人形を鴻巣市に寄付した。ひな人形を見に来て、ひなの里の来場者30万人になった。びっくりした」と笑顔で話した。

 並木市長は「ひな人形を見にきていただき、うれしい。もっともっとたくさんの方に『ひなの里』を知っていただき、人形のまち鴻巣を感じてほしいと願っている」と歓迎した。

 ひなの里は、市の観光情報発信基地でもある。いま好評開催中の『鴻巣びっくりひな祭り』のサテライト会場の一つで、明治時代築造の蔵もあり、ひな人形の奥深さを学ぶことができる。

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