森林セラピー基地でリラックスを…クワ葉やスパイスなど配合のハーブティー 北本市と日本薬科大生が開発
2024/02/25/11:05
埼玉県内初の「森林セラピー基地」がある北本市で、心安らぐ味と香りのお茶「きたもと森林セラピーtea」が人気を集めている。市が2018年5月に連携協定を結んだ日本薬科大学(伊奈町)と開発した。効用も考えながら、北本産クワ葉の甘みと、ほっとするハーブの花の香り、少しのスパイスを配合。リラックスできる。
担当したのは、同市観光協会の職員で、セラピーガイド&デザイナーの安野里美さん(29)。同じ職員の岡野高志さん(37)に相談し、同大学の学生と共同開発した。昨年11月から販売している。
森林セラピー基地は、19年4月にNPO法人森林セラピーソサエティ(東京都)が認定した。対象は、市全体。とりわけ、北本自然観察公園には複数のセラピーロードがあり、癒やしを求めて多くの人が訪れる。
安野さんは「森林セラピーのツアーでは、森の中でティータイムをする時間がある。その時に飲むお茶はオリジナルなものを―と思ったのがきっかけ。日本薬科大学の学生と一緒に開発して、ハーブティーにした。一番は、リラックスできること」と話す。
効用も十分に考えられている。クワ葉は、血糖値の抑制と生活習慣病予防になる。ハーブのカモミールとカレンデュラ入りで、身体を温め、リラックス効果がある。スパイスとしてアニス、クローブ、ブラックペッパーを入れ、免疫アップを図っている。
きたもと森林セラピーteaは、2ティーバッグ入りが300円、7ティ―バッグ入りが900円(いずれも希望小売価格)。同市観光協会などで販売している。
問い合わせは、同市観光協会(電話048・591・1473)へ。