埼玉県などは28日、新型コロナウイルス感染者を新たに184人確認したと発表した。月曜日に確認された感染者数としては過去最多。感染者の内訳は、県発表が140人、さいたま市14人、川口市18人、川越市4人、越谷市8人。

　これまでに確認された感染者は1万3424人（チャーター便帰国者含む）、死者は199人（28日午後7時現在）。

　27日午後9時時点の重症者は46人、感染者の入院は729人、ホテル療養254人、自宅療養1497人。退院・療養終了は1万353人。

　県管轄で詳細が判明したのは未就学～90代の男女114人。クラスター（感染者集団）が発生している戸田中央総合病院で職員6人、入院患者13人が感染し、同病院関連の感染者は計113人となった。

　県内運送会社で新たに2人の感染が確認され、同社関連の感染者は計29人に。県内障害者施設では職員1人が感染し、同施設の感染者は計66人となった。戸田市の介護老人保健施設「ろうけん戸田」では入所者7人の感染が確認された。

　県教育局によると、県立ふじみ野高校で新たに生徒1人が感染し、同校の感染者は計12人に。ほかに西部地区と南部地区の県立学校3校でそれぞれ児童生徒1人の感染が確認された。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～80代の男女14人。70～80代の男女3人は市内の高齢者施設の入所者。40代介護職女性が24日に発症し、25日に感染が判明しており、同施設の感染者は計4人となった。80代女性は中等症だという。入所者約50人を含む施設関係者約70人全員の検査を進めている。

　川口市によると、10歳未満小学生～70代の男女18人が新たに感染。小学生男児と30代母親は同居家族が感染し、検査で陽性と分かった。

　越谷市によると、10～60代の男女8人の感染を確認。うち3人は家族に陽性があり感染が判明した。

　川越市によると、10代から40代の女性4人の感染が判明。このうち3人は周囲に感染者がいた。1人が週泊施設で療養中、3人は入院調整中。

　また、東松山市立市民病院は28日、PCR検査で陽性とされた1人について、19日に誤って陰性と報告していたと発表した。21日、誤りに気付いて本人に連絡、現在は宿泊施設で療養中。