埼玉新聞

 

親戚や友人に会えず、年賀状を待っている方に 元旦に年賀状を配達、さいたま中央郵便局で出発式

  • 年賀状を積んだバイクで各家庭に向かう配達員たち=1日午前、さいたま市南区のさいたま中央郵便局

 年賀状の配達が1日、全国一斉に始まった。日本郵便によると、全国で元日に配達された年賀郵便物数は前年比10・1%減の11億5700万通で、国民1人当たり約9通を受け取った計算になる。

 埼玉県のさいたま市南区のさいたま中央郵便局は1日午前7時20分から、清水勇人さいたま市長を招いて元旦配達出発式を行った。

 行田正裕局長は、122人の配達員に対し「新型コロナウイルスの影響で帰省もままならず親戚、知人、友人に会えずに年賀状を心待ちにしている方が多いと思われる。交通事故に十分注意し、1通1通を確実、丁寧に届けてほしい」と激励した。

 行田局長、清水市長、日本郵便の佐野公紀常務執行役員らがテープカットを行った後、「出発!」の号令を合図にバイクに乗った配達員たちが次々と各家庭に向かった。同局はこの日262万通を配達した。

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