埼玉新聞

 

<全国高校サッカー>昌平・荒井、勝利手繰り寄せるスーパーゴール 得意な形、蹴った瞬間「入った」

  • 前半17分、昌平・荒井(左)がミドルシュートを決め先制する

 第99回全国高校サッカー選手権第3日は3日、浦和駒場スタジアムなどで3回戦8試合が行われ、埼玉代表の昌平は須藤らの得点で創成館(長崎)に3―0で快勝し、2大会連続で準々決勝に進んだ。

■左足で力強く確信の先制弾/1年生荒井

 1年生荒井のスーパーゴールが、昌平の勝利を手繰り寄せた。前半17分、右サイドでボールを受けると、中央に切り込むドリブルからペナルティーアーク付近で左足を振り抜き、完璧な軌道を描いたボールがゴール左上に吸い込まれた。

 1、2回戦ではシュートを打てる場面でパスを選択するなど、持ち味を発揮し切れずにいた。試合前に藤島監督とゴールに向かう姿勢を確認し合っていただけに、「中学時代から決めていた得意な形。蹴った瞬間に入ったと思った」と喜びをかみしめた。

 身長174センチ、体重70キロと、1年生にしては恵まれた体格で「フィジカルは誰にも負けたくない」。自身初の全国大会でも当たり負けしない力強さと技術を兼ね備えた大型ルーキーが、日本一を目指すチームの一翼を担っている。

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