埼玉新聞

 

大河ドラマの放送に合わせ準備 深谷市など自治体で仕事始め コロナで先行き不透明も…取り組み推進を

  • 2月16日に開館する「渋沢栄一 青天を衝け 深谷大河ドラマ館」のポスターを張り出す前に準備する職員=4日夕、深谷市役所

 埼玉県内自治体で4日、仕事始めの式などが行われた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オンラインで訓示する自治体も。職員一丸で難局を乗り切ろうと、首長らは「埼玉から元気を」「思いやりを大切に」と呼び掛けた。

 新1万円札の肖像に決まり、2月14日から放送が始まるNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公、渋沢栄一を生んだ深谷市。小島進市長は4日、「大河ドラマが始まるが、栄一翁は多くの困難を乗り越えてきた人。今、新型コロナウイルスで大変な困難があると思うが、困難と試練を乗り越えていきましょう」と職員に訓示した。

 栄一のPR業務を集約する「渋沢栄一政策推進部」には1日平均50通のメールが届いているといい、この日も栄一の肖像とロゴマークの申請処理をこなした。2月16日に開館する大河ドラマ館についてもNHK関係者との話が進められた。大河ドラマの初回放送に合わせ2月14日に市民文化会館大ホールでパブリックビューイング(PV)を定員300人で実施する。事前の申し込みが必要で、市民から早速、問い合わせが寄せられた。

 同部の坂倉茂課長(53)は「いよいよ大河ドラマの放送開始の年になった。コロナの状況次第で先行きが不透明なところもあるが、これまで以上に取り組みを推進したい」と力を込めた。

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