埼玉新聞

 

<新型コロナ>414人感染、日曜で最多 戸田中央総合病院は計238人に 教職員や飲食店関連も複数判明

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは10日、新たに414人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。日曜日では過去最多。新規感染者の内訳は県発表が243人、さいたま市91人、川口市36人、川越市15人、越谷市29人。

 これまでに確認された感染者は1万7827人(チャーター便帰国者含む)、死者は244人(10日午後6時現在)。

 9日午後9時時点の重症者は66人、感染者の入院は884人、ホテル療養255人、自宅療養3155人。退院・療養終了は1万2357人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学児~100代の男女217人。戸田中央総合病院で新たに職員2人の感染が判明。感染者は職員109人、患者129人の計238人となった。

 行田中央総合病院では患者1人の感染が確認され、感染者は計32人。和光市の菅野病院でも患者1人の感染が判明し、計108人となった。

 県教育局保健体育課によると、県西、東部の県立学校3校で教職員計3人の感染が判明した。いずれの学校も学級閉鎖などは行わないという。

 越谷環境管理事務所に勤務する20代女性と、県中央児童相談所に勤務する40代女性の感染も確認された。

 県警は、通信指令課の30代男性巡査部長の感染を発表した。同課での感染者は8人目。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の男女91人。うち同居家族の感染が20人。これまで利用者3人に感染があった介護施設で60代男性従業員が感染していたことが分かった。飲食店に関わる従業員の感染も複数判明した。

 川口市によると、感染が判明したのは10歳未満の男児を含む70代までの男女36人。市は9日に発表した感染者のうち、教育総務部に勤める20代男性事務職員が陽性だったと明らかにした。感染経路を調査中で、濃厚接触者はいないという。

 川越市によると、感染判明は20~70代の男女15人。

 越谷市によると、感染が判明したのは市内に住む10~70代男女22人と近隣の20~80代男女7人の計29人。20代の女子学生は知人と会食し感染していた。

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