埼玉新聞

 

衝撃…男子中学生ら29人にわいせつ行為、盗撮していた教諭 今は無職になった44歳、ようやく捜査終結…事件11件を確認 学校の宿泊行事中、風呂場で撮った生徒の動画など1000点以上をスマホ保存 すでに逮捕は6回

  • 【ちなみ】手800=事件事故イメージ

    わいせつ、盗撮容疑で元中学教諭を追送検

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 男子生徒の体を触ったり、盗撮したなどとして、埼玉県警捜査1課と朝霞署は21日までに強制わいせつや性的姿態撮影等処罰法違反、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)などの疑いで、県内の元公立中学教諭で無職の男(44)=川越市久下戸、同禁止法違反罪などで公判中=をさいたま地検に追送検した。県警はこれまでに埼玉など6都府県で発生した強制わいせつ事件等11件を確認。うち、5件を追送検し、捜査を終結した。

 追送検容疑は2019年10月12月~昨年10月1日ごろ、埼玉を含む3都県の温泉施設内などで、10代男性10人=いずれも県内居住=に対し、体を触るなどのわいせつ行為をしたほか、着替えや入浴中の男性らを自身のスマートフォンで撮影し画像を保存した疑い。盗撮については「性的な欲求を満たすため」と認めている一方、わいせつ行為は1件を完全否認し、もう1件は「無理やりではなかった」と犯意を否認しているという。

 捜査1課によると、立件した11件分の犯行期間は19年9月6日から約4年間。被害者は計29人に上り、いずれも男の生徒や元生徒で当時10代の男性だった。男のスマホなどには、自身が撮影した、わいせつな動画や静止画に加えて、インターネットからダウンロードした物も含めると1000点以上が保存されていたという。動画などのほとんどが若い男性が映っている物だった。

 男は、これまでに学校行事の宿泊先の浴場などで複数の男子生徒を盗撮したなどとして、県警に6度逮捕されていた。
 

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