埼玉新聞

 

全線開通!所要時間は半分以下に…国道407号BP 鶴ケ島―日高の計2・8キロ、最後の600メートルつながる

  • 国道407号鶴ケ島日高バイパスの開通記念式典でテープカットする関係者=23日、埼玉県鶴ケ島市高倉

    国道407号鶴ケ島日高バイパスの開通記念式典でテープカットする関係者=23日、埼玉県鶴ケ島市高倉

  • 国道407号鶴ケ島日高バイパスの開通記念式典でテープカットする関係者=23日、埼玉県鶴ケ島市高倉

 国道407号鶴ケ島日高バイパスが全線開通し、関係者らが出席して23日、埼玉県鶴ケ島市で開通記念式典が開かれた。

 バイパスは日高市の高萩北杉並木交差点から鶴ケ島市の高倉天神交差点までの2・8キロ区間に、片側2車線、幅25メートルの道路を建設。2014年12月に着工し、総事業費約69億円をかけて整備を進めてきた。21年9月までに、2・2キロ区間の供用を先行して開始。鶴ケ島市内の残り0・6キロ区間の工事が完了し、全線が利用できるようになった。

 開通によって、所要時間がこれまでの10分から4分に短縮。圏央道鶴ケ島インターチェンジ(IC)へのアクセスが向上するほか、片側1車線の旧道で起きていた慢性的な渋滞の解消などが期待されている。

 式典で、県飯能県土整備事務所の遠井文大所長は「豊かで活力があり、安心安全な地域の基盤づくりに寄与できる」とあいさつ。鶴ケ島市の斉藤芳久市長は祝辞で、「整備した効果を発揮できるように、周辺で企業誘致を積極的に進めたい」と述べた。

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