埼玉新聞

 

大正ロマン漂う駅に…秩父鉄道・御花畑駅舎がリニューアル レトロ調の街灯や駅名看板付きのゲート新設

  • 新設された西口ゲートを紹介する、埼玉県秩父市イメージキャラクターの「ポテくまくん」=23日正午ごろ、秩父鉄道御花畑駅

    新設された西口ゲートを紹介する、埼玉県秩父市イメージキャラクターの「ポテくまくん」=23日正午ごろ、秩父鉄道御花畑駅

  • 新設された西口ゲートを紹介する、埼玉県秩父市イメージキャラクターの「ポテくまくん」=23日正午ごろ、秩父鉄道御花畑駅

 秩父鉄道御花畑駅(埼玉県秩父市東町)が、大正ロマン調のデザインにリニューアルされた。街灯と駅名看板付きの西口ゲートが新設されたほか、駅名看板や駅舎の内外装、改札口付近の天井照明などが、白を基調とした洋風に一新。同駅が開業した1917(大正6)年にタイムスリップしたような、どこか懐かしい感覚を味わえる。

 同駅は、秩父夜祭で6基の山車が集結する「御旅所」が近くにあり、年1回、山車を通過させるため、列車を運休して架線を撤去する珍しい光景が見られる。秩父鉄道によると、御旅所の美称が駅名の由来の一つ。羊山公園「芝桜の丘」のアクセス駅でもあり、2009年に「芝桜駅」の副駅名が設定された。

 23日にリニューアル記念式典が行われ、テープカットや屋台囃子(ばやし)演奏などで駅構内がにぎわった。北堀篤秩父市長は「御花畑駅は秩父観光に欠かせない大事な通路。今後も鉄道会社と協力し、駅名にふさわしい地域に発展させていきたい」とあいさつした。

 秩父鉄道は同日からリニューアル記念入場券(税込み170円)の販売を開始した。

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