埼玉新聞

 

ローソン、開店以降5回目の感謝状 電子マネー購入の来店女性に声掛け、詐欺被害防ぐ 大宮西署が謝意

  • 会田雄一署長から感謝状を受け取るローソンさいたま指扇店の中村祐一オーナー(左)=29日、大宮西署

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、埼玉県の大宮西署は29日、ローソンさいたま指扇店の中村祐一オーナー(41)に感謝状を贈った。

 同署によると、中村さんは1月20日午後7時半ごろ、5万円分の電子マネーを購入しようとしたさいたま市西区の女性(72)に用途を尋ね、女性が「パソコン修理の手数料に使う」などと答えたことから詐欺を疑い、署に通報。架空請求詐欺を未然に防いだ。

 同店は過去にも還付金詐欺や振り込め詐欺などの水際防止に貢献。感謝状受賞は2002年の開店以降、今回で5回目となる。中村さんは「近年、高額なATM利用や電子マネー購入者が目立つ。今後も被害防止に努めていくが、皆さんも詐欺に引っ掛からないように注意してほしい」と話した。

 同署の会田雄一署長は「お客さまとの会話の中から不審点を見抜き、積極的に声掛けをしてくれた。今後も被害防止のために協力してほしい」と謝意を伝えた。

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