大河ドラマ「青天を衝け」に合わせ、「渋沢栄一検定」実施へ 全国初オンライン検定、抽選でクオカードも
2021/02/01/00:00
「日本資本主義の父」と称される埼玉県深谷市出身の実業家・渋沢栄一が主人公のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の放送開始に合わせ、栄一の人物像や功績について問う、全国初のオンライン検定「渋沢栄一検定」が15日から始まる。栄一の生い立ちや実業家として活躍した実績、「論語と算盤(そろばん)」に代表される経営哲学など幅広い知識が問われ、栄一の理念や思想、生きるヒントを学べる内容となっている。
「渋沢栄一が設立に携わった日本初の生命保険会社はどれか」「富岡製糸場が1893年に民間に払い下げられた先はどこか」といった質問に対し、四つの回答の中から選択する形式で全30問が出題される。制限時間は60分。初級は正答率60%以上、中級は70%以上で合格となる。
渋沢栄一記念財団・渋沢史料館が出題を監修。建物総合管理を中心に展開する旺栄(永野博俊社長)が主催する。両者は栄一が晩年を過ごした東京都北区にあることなどから、今回の企画が実現。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオンライン形式にした。
毎月の成績上位者にはプレゼントを用意。中級、初級合格者には合格証が送られるほか、中級合格者の特典として、羽生市の野川染織工業が作ったオリジナル藍染めグッズが抽選で10人に当たる。渋沢栄一の家業である藍玉の製造・販売にちなみ、同企画のために作った。初級合格者には千円分のオリジナルクオカードが抽選で20人に当たる。
受験期間は来年2月14日まで。受験料は税込みで初級2500円、中級3500円、初・中級併願5千円。クレジットカード決済。申し込みは公式サイトから。
問い合わせは、検定運営事務局(電話03・6627・6470)へ。